通常、重心が下方にありぼてっとした重厚感があるデザインのものは、シンプルの対極にありがちなデザインが多いため、なるべく避けるようにしたほうが良いでしょう。
意外と簡単にこのテイストを強調できるテクニックとして、家具の足元にはスチールなどの素材が用いられたものを選ぶことで、軽くしすっきり見せるという手法を用いるのも良いでしょう。
§クラシックスタイル
クラシックスタイルとは、中世~近世のヨーロッパの伝統的な宮廷の古典的な装飾様式を取り入れた格調高いスタイルのことをいいます。
クラシックなインテリアは濃い色味の方が重層感が増して気品がでます。お勧めは、ブラウン、ブラック、シックブラウンです。
テーブルや椅子などの家具に猫足が使われていて、華やかな柄をあしらった色味の深いカーテンなど、あらゆる家具や小物において上質なものが使用され、格式のある優雅な雰囲気が感じられます。
壁紙は、落ち着いた色味の古典柄が合います。照明器具は、家具に合ったアイテムを選び、材質を合わせることも忘れないようにしましょう。シャンデリアなどを用いるのも良いでしょう。
部屋全体をシンプルにコーディネートして、クラシックアイテムを配置すれば今風のクラシックスタイルに仕上げることが出来ます。
§エスニックスタイル
エスニックとは、民俗的・民族的、異教徒という意味。アフリカや中東、中南米、中央アジアなどの伝統的なスタイルを指すことが多い。
家具はチークウッドやバンブー、籐、ジュートなどの天然素材を使ったものや、鍛鉄のロートアイアン素材が合います。素材の色を生かせばカジュアルでナチュラルなエスニック空間になります。
出典aflat.jp
ファブリックは更紗模様に代表されるような、全体的に暖色系の色相で鈍いトーンをメインに配色します。ラグはバンブーやジュート素材、綿製品などを用います。東南アジアのハセーナマットや中近東のキリム、ナバホ・インディアンのナバホ・ラグなども、このイメージには有効です。
国によって素材や雰囲気が変わってくるので、同じ国の民芸品や家具で統一するとまとまった感じになります。
このスタイルにはインテリアアクセサリーが雰囲気創りには欠かせません。アタ織りやココナッツ素材の手工芸品、ロートアイアンのベースや小物。ジャンベドラムやカリンバ などの民族楽器を効果的に配しても面白いでしょう。
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