間接照明とは?
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光源を直接見せるのではなく、天井面や壁面に光を当て間接的に空間を照らす手法。直接光に比べると光が柔らかく影もソフトになる。空間が視覚的に明るくなるため広がりや奥行き感を創りあげる事が出来る。壁を間接的に照らすコーニス照明や壁面から天井面を照らすコーブ照明などの手法がある。
間接照明 5つの基本テクニック
1.天井を照らす
天井を間接照明で照らすことで天井から部屋全体に光が拡散します。天井側は淡く明るく、足元はやや暗めとなり、部屋全体を落ち着いた雰囲気にしてくれます。リラックス感を高めて部屋のムード作りにも高い効果があります。
2.壁を照らす
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壁を間接照明で照らす事で、光で照らされている部分と照らされていない部分で濃淡が出ることで部屋に立体感を生みます。また視線を光で照らされている部分に集める効果もあります。
3.影を作る
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観葉植物などに間接照明を照らして影を作り出すテクニックです。下から天井に向けて観葉植物を照らすことで、部屋に立体感を生むことが出来ます。間接照明+観葉植物でリラックス感もアップします。
※観葉植物に照明器具を近づけ過ぎないように注意しましょう
4.スポットで照らす
スポットライトなどで壁の一部を照らすテクニックです。一か所にフォーカスすることで、その場所に視線を集めることができます。絵画などを壁に掛けておき、そこをスポットライトで照らすことでその絵画を際立たせることができます。
※熱を発する光源の場合、絵画に照明器具を近づけ過ぎないように注意しましょう
5.空間を照らす
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部屋のスポットだけを照らしたり部屋の隅を暗い状態にすることで部屋に奥行きが生まれます。光源を部屋の隅に置き離れた天井を照らすようにすることでより広く空間を認識することができます。
◆空間別使用例◆
間接照明を取り入れないとやはり簡素で地味な感じがしますね。間接照明を使うと簡単に雰囲気をアップさせたり気分転換が出来ると思います。まずはこのような部屋に色々照明を仕込むとどのように雰囲気が変わるのか変化を見てみましょう。
まずはテレビ横の観葉植物に密接するようにスマートなスタンドライトをレイアウトしてみましょう。観葉植物と形も似ているので消灯時も違和感は少なめです。木がライトアップされるので幻想的な雰囲気になります。
ローテーブルの天板裏にコタツのように間接照明を取り付けています。ちょうどラグが照らし出されるのでファブリックの柔らかい雰囲気が部屋を包み込みます。この季節は温かみのある暖色系のラグが柔らかい色を出してくれるのでおススメです。
ベッド上の出窓にテーブルランプを設置して、カーテン越しの灯りを演出します。なるべく光が透けるような素材を選ぶとその質感が際立つのでそれだけで格段に雰囲気がUPします。出窓がない場合はカーテンBOXの裏に照明を取り付けるとGOOD!
このようなガラス障子が付いていたり、障子があるような和室テイストの部屋には、その裏にスポットライトを設置して、ガラスや障子越しにぼんやりと光るようなイメージを作るとレトロな雰囲気がよりまどろんだイメージを与えてくれます。
普通のデスクライトをラックの上に置いてスポットライトのように使用し、ラックの中段の裏にも間接照明を仕込んでいます。デスクライトは意外と使えるアイテムなのでお勧めです。目線より下の方だけでなく上方向を照らす照明を加える事でグンを雰囲気UP。
一般的な全体照明を消灯して、間接照明などの照明インテリアのみで部屋を照らしてみると見事に雰囲気が出ています。もうこうなると逆に全体照明をつけると落ち着かなくなってしまいますよ。
トイレ
普通の照明ではやはり生活感がむき出しになりがちなトイレ。トイレという空間は他の部屋に比べて狭いので、実は簡単にイメージを作りやすいです。
アーム付きのデスクライトをレイアウトしてトイレの照明として使ってみるとぼんやりとトイレが照らされていて良い雰囲気です。携帯やipad、本などをトイレに持ち込む人が多いのでアームで調節しやすいので便利です。
棚などに左右対称になるように細長いテーブルランプをレイアウトする事で対象性がありフォーマルで上品な印象が出ます。トイレは基本的に長時間いる空間ではないのでこのぐらいの明るさが落ち着きます。
トイレの上にスポットライトを設置してライトアップして強調する事でスタイリッシュさが際立ちます。照明の色を工夫してみると様々な雰囲気が楽しめます。
床にフロアランプを置いて下から光るようにライトアップする事で非日常的でクールな演出が楽しめます。トイレに入ると気分転換になり楽しいですね。
トイレの裏に平べったい間接照明を設置して壁に向かって照射させるだけでこんなに雰囲気が出ます。
実はこの方法が一番簡単で雰囲気を出せる手法。おススメです。
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